日テレの朝番組「スッキリ」で会社の電話(固定電話)に出ることができないという「固定電話恐怖症」が取り上げられていました。
確かに私もかかってくる電話はもちろん、自分から問い合わせるのも電話はニガテなので共感しながら聞いていました。
かといって仕事なのだから避けることはできず、困っていたり多大なストレスを抱えている方も多いのではないかと思いました。
今回は固定電話恐怖症とはどんな症状なのか、なおすにはどんな対策をすればいいのか調査しました!
自分だけなのかな・・と悩んでいる方はぜひご覧ください。
固定電話恐怖症とはどんな症状?
これ!事務職してた時、固定電話恐怖症だった。電話取ると言葉が出なくてほんとしんどかった??
取った瞬間に一気に緊張して言わなきゃいけない言葉が出てこないのよー??
「あ、あ、あ、あ、」言ってたwww#ぐっとラック pic.twitter.com/QbGJen8Zt3— ろび (@hikall_304) January 22, 2020
固定電話恐怖症とは根拠のある病気・病名というわけではありません。
しかし近年は若い方を中心に、仕事の際に固定電話を受ける時に起こる心理的・身体的な負担・不安などをこのように呼ぶようになっているようです。
具体的に上がっている症状を挙げてみます。
- 電話が鳴るとビクッとしてしまう、過度に緊張してしまう
- 簡単な挨拶も含めて言葉がうまく出てこなくなってしまう
- メモと話すこと、聞き取ることが同時にうまくできない
- いつ電話がなるか怖くて仕事に集中できない
これらは個人的にとても気持ちが分かります。
私自身もメールなど自分で推敲できることや余裕を持って用意できることは全く問題なくできるんですよ。
でも電話となると言葉につまってしまったり、ちょっと呂律が怪しい感じで言い直しが多くなったりしてしまいます。
このような「固定電話恐怖症」は産業カウンセラーの大野萌子氏によると、固定電話に関する経験が不足していることが影響しているとのこと。
近年固定電話は詐欺や勧誘が増えたことで、若い世代を中心に親から「電話に出てはいけない」という環境で育った方も増えています。
固定電話が無い家も多くなってきていますよね。
電話は個人1台の時代になり、電話は基本的に自分の知り合いとだけのコミュニケーションツールになりました。
このような背景を考えれば「いきなり知らない人が掛けてくる」固定電話恐怖症も無理ないなと思うのです。
仕事では丁寧な人だけではないですしね・・(苦笑)
固定電話恐怖症をどうにかしたい!対策方法は?
仕事でどうしても「電話を取れ!」と言われている、でもどうしても怖いし上手くできないと悩んでいる方は多いと思います。
固定電話恐怖症はなにか対策ができるのか、対策できるものなら何とかしたいですよね。
調べてみると固定電話恐怖症の対策は、「自分をどうにかするか」か「会社をどうにかするか」に分かれるようです。
自分をどうにかする場合は今まで「慣れだよ」と言われてきたように、経験を積むことで恐怖感を少なくしようとするものです。
まぁこれができれば苦労していないわけですが、私も職場ではある程度連続して電話を取るようにしたり、デスクの近い先輩に「変なところはなかったか」など確認して少しずつ直しました。
会社での独自の言い回しや専門用語、できるだけパターン化できることはセリフメモを作っておくなどもしましたよ。
これは自分でも努力しないといけなくて、私も本当に必要に迫られて泣く泣くできるようになったものなので対策とは言えないのが辛いところですね・・。
また物理的に電話機の機能をチェックするのも大事です。
私も保留にしたつもりで切ってしまったことが何度もあります。
使いこなせるだけで少し余裕は生まれると思いますよ。
メールに変わるツールはSlack、チャットワークなどいろいろあるけど電話に変わるツールはまだブルーオーシャンだね。
https://t.co/v6ldnYX16f— takagggo (@takagggo) February 5, 2020
会社をどうにかするというのも個人ではなかなか難しいところではあります。
スッキリでは固定電話をナシにしてチャットツールやメールでの連絡をするようにしたところ、業務効率が上がった事例が紹介されていました。
このように積極的に社員や業務について取り組んでくれる会社であればまた苦労は無いという・・。
禅問答のような感じになってしまいますが、もし話の分かる先輩や上司がいるのであればチャットツールなどの話を振ってみるのはありかもしれません。
上の世代は知らないだけということもあります。
また企業向けにメンタルケアの視点で対策セミナーも行われています。
4/10(金)新卒社員の働き方を考えるセミナーやります!!:
大切な新入社員をやめさせない!「固定電話恐怖症」対策セミナー
?メンタルケアの考え方と社員を守るツールのご紹介?詳細・お申し込みは:https://t.co/3QFuOa8YF7#固定電話恐怖症 #離職防止 #新卒採用 pic.twitter.com/8DX9wDXydR
— カイクラ【公式】|固定電話恐怖症対策セミナーやってます (@KaiwaCloud) February 4, 2020
固定電話恐怖症のために会社を辞めてしまう方もいる事態ですので、人材不足と言うなら対策する企業も増えているのかもしれません。
もっとメディアで取り上げられて管理職世代にももっと認知されると解決は早まるのかなと思いました。
固定電話恐怖症にTwitterでは共感の嵐
Twitterでは固定電話恐怖症についてたくさんの共感の声が上がっています。
新人で説明もなしに電話を取らされた→それで失敗したり先方から怒られたというパターンが多いですね。
固定電話恐怖症わかるよ。
ちょっとおかしな人から「お前あほやろ」って連呼されたこともあるし普通に脅迫まがいのことも言われたことがあるからわかるよ(闇深すぎるやろ)— とーこ (@totokotokotoko3) February 5, 2020
固定電話恐怖症
めっちゃわかる
名乗らないやつとかクソ早口小声マンのせいでこっちが怒られることあるからね……
そういうのの積み重ねで怖くなるよね— 胃潰瘍(いかいよう) (@lucky_boy_XD) February 5, 2020
固定電話恐怖症、前のとこは、何をしてても(引継ぎ説明中でも)新入社員が絶対に一番に取らなきゃいけない環境だったのは地獄だったな。分からなくても代わってもらえなくて、保留して先輩に聞いて伝言ゲームするしかなくて怒られたりした。今は全然大丈夫。褒めてもらえたくらい。
— やま (@yamami17_) February 5, 2020
固定電話恐怖症かぁ。
私の父親は、会社で電話に出ないといけないのが嫌すぎて、やめたそうですよ。
当時は「固定」電話なんて言い方はなかっただろうけれど、半世紀ほど時代を先取りしてましたね。— Tammy (@Tammy5mm) February 5, 2020
固定電話恐怖症??
まさにそれなんだけど。入ったばっかで何も教えてもらえなくてわかんないから「確認します」と言ったら、どういうことですか??上の人に代わって下さい??とかキレられたことあるわ。それ以来トラウマ。あの女一生許さん。
だから顔が見えない電話というツールは嫌いやねん。— まき(・ω・) (@jaddhrm) February 5, 2020
新人で教えてもらえなかったけど無理やり慣れてきたんだ、とおっしゃる先輩もいますがそれはそれ。
固定電話恐怖症と名前がついて共感する人がたくさんいること、業務にも支障が出ること、辞めてしまう人もいることなどどう考えても根性論でどうにかしろというのは丸投げ過ぎですよね。
どう見ても手が空いているのに取ってくれない人を見ても「やっぱり自分だって取りたくないんじゃん」って思いますし。
個人の努力ももちろん必要だと思いますが、会社の業務としても改善をしていかないといけない問題だと思います。
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