西日本はいまだに梅雨入りしていない2019年。
6月末にしてやっと梅雨入りかと思いきや、いきなり台風が直撃するかということになっています。
令和初の台風3号は「大雨台風」の恐れがあります。
しかも進路に関わらず全国的に大雨になる可能性がある!その理由も解説しますね。
台風3号(2019)米軍の進路予想
画像引用:JTWC
2019年6月26日の時点ではまだ正式に台風3号にはなっておらず、「たまご」の状態です。
「94W」と記載されているのがそのたまごです。
【ちなみに・・・】
94Wの意味は「そのシーズンで94番目にできた西太平洋(West)の熱帯低気圧」という意味です!
画像引用:JTWC
米軍の進路予想では、角度的に沖縄・九州の方に向かっていくように見えますね。
このどこの段階で台風になるかどうかはまだハッキリしませんので警戒が必要です。
台風3号(2019)日本の気象庁進路予想
画像引用:気象庁
日本の気象庁が発表している進路予想でも沖縄から九州へ向かっていく様子が分かります。
米軍とほぼ同じ予想ですね。
進路的には日本列島にまっすぐ向かってくるものと思っていていいでしょう。
気象庁は27日の午前中にも台風になると予想しています。
気圧の数字的には998hPaと、普通の台風に当てはめて考えればたいしたことがなさそうに思えますよね。
しかし今の時期的に「大雨」になる可能性がとても高く、進路に関係なく全国的に警戒する必要があるんです。
台風3号数字は弱くても大雨がヤバイ!?理由は梅雨前線
画像引用:気象庁
熱帯低気圧が台風になったとしても998hPaの予想で、普段ならあまり警戒しない気圧の数字ですよね。
しかし今の時期は梅雨です。
日本の南海上には梅雨前線があり、台風3号からの温かい湿った風が入ってくることによって前線も刺激される形になります。
そのため台風と梅雨前線のダブルパワーで全国的に大雨になる可能性があるのです。
実際に熱帯低気圧(台風3号のたまご)が近づいている沖縄では、6月26日午前の時点で大雨注意報から大雨警報に引き上げられています。
台風3号の勢力自体はたいしたことがなくても、梅雨前線があるためにパワーが強まってしまうってことですね。
決して侮らず、大雨への警戒をしましょう!
大雨が来る前にできる対策
最近は短時間にたくさんの雨が降る傾向にあり、冠水したり水が溢れたりするニュースを聞くことが増えましたね。
そうならないために大雨が来る前にできる対策は、排水まわりのゴミを掃除することです!
【家にあるゴミのたまりやすい排水設備】
- 雨どい
- ベランダの排水口
- 雨水ます(家の周りの道路)
冬から掃除していないなぁ・・という方は大雨が来る前に1度点検・掃除した方がいいですね。
特に冬の間は落ち葉が溜まっているものなので、取り除かないとそこから溢れたり流れていかない原因になっちゃいます。
また道路にある雨水ますはこのようなものです。
また、台風が接近してるなあ!大雨が降ったら、「雨水ます」に雨水がきちんと流れないと道路が水で溢れてしまうねん!そうならないように、右の写真みたいに落ち葉やゴミがあったら掃除してほスイ~!つづき☆ pic.twitter.com/gjoJlSjsYX
— 堺市上下水道局「すいちゃん」【公式】 (@sakai_suichan) 2018年8月22日
下水溝(写真・雨水ます)からの悪臭、蚊の発生にお困っているとの相談を受けました。原因の一つとして雨水マスに溜った水(図面参照)が考えられます。お困りの方は、道路管理担当者に雨水マスの清掃とフィルターの設置をお願いしてみたらどうでしょうか。 pic.twitter.com/twg5ZOIi4r
— 秋田裕道 (@XKe6DVpJoYCD0q5) 2019年6月21日
このようなものって私も下水とか「どぶ」を流しているだけかと思っていたのですが、雨水もここから流して排水するものなんだそうです。
なのでこの上に段差用のカートラップとかプランターとかを置いていると流れが悪くなってしまいます。
うっかり物を置いていないか、落ち葉がたまっていないかチェックしましょう。
今回のまとめ
- 台風3号(2019)は米軍、日本の予想ともに列島に向かってくる進路予想
- 台風3号の勢力は弱いが、梅雨前線のパワーと相まって大雨になる可能性が高い
- 進路に関係なく大雨の警戒が必要
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