2018年9月に岐阜で発生した豚コレラが他府県に拡大し、収束にはだいぶ時間がかかりそうな様相です。
豚コレラと確認された豚が出た養豚場では防疫措置として豚を処分しないといけません。
他の場所に感染を広げないためとはいえ、広まった原因も野生のイノシシとは言い切れないところもあり、豚を処分しなければいけないのには心が痛みますよね。
せめて苦しませないような方法でなされているのか気になり、どうやって行われているのか調べてみました。
調べるとかなり過酷な現場であることが分かりました。
普段美味しく食べさせてもらっている身としても、知ることが大切だと感じました。
豚コレラの殺処分はどうやって行われているのか?その方法
4県1万5千頭を殺処分 愛知から拡大の豚コレラ https://t.co/nkT0adCIHa
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2019年2月9日
豚コレラの陽性が分かった豚がいる養豚場では、基本的に全頭が処分の対象とされてしまいます。
これを感染を拡大させないための処置「防疫措置」と言い、殺処分が行われた後、焼却してしかるべき用地に埋めることになります。
用地も水で流れ出さないなど基準があります。
私の考えでは、豚を処分するのも人間の都合だと思うので、なるべく苦しませないような方法であってほしいです。
調べたところ、殺処分の方法はこのようなものでした。
- 獣医師により注射
- 電気ショック
注射がどのようなものなのか分からなかったですが、推測では鎮静剤のような落ち着かせる薬かもしくはそのまま豚がなくなるような薬のどちらかだと思われます。
電気ショックは実は通常の肉の加工の時も行われているそうです。
電気ショックを与えて動かなくなった後、血を抜くそうです。しかも豚にとっても決して苦しまないわけではないとか。
豚コレラで処分される豚がかわいそうと思っていましたが、やっぱり豚肉にされる時も同じなんだと改めて知りました。
私は普段から買った食材は残さないように気をつけていますが、これからはもっと感謝していただかなくてはいけないと心から思いました。
豚コレラの処分に人間もメンタル的な負担が相当ある
【豚コレラ問題】豚の断末魔に苦悩、自衛隊が殺処分支援完了へ 隊員のメンタルに配慮https://t.co/qzgScHvnsu
「心苦しく、たとえようのないむなしさの中、心を無にして臨んでいる」と報告する隊員もいたという。 pic.twitter.com/x57edQshYP
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年2月9日
処分には養豚場の関係者だけでなく自衛隊や獣医師の方も支援に入っています。
自衛隊の支援は、豚を1ヵ所に集めたり処置のために押さえたり、その後の埋める作業や施設の消毒です。
この処分にあたり、関係者にも相当なメンタルの負担がかかっているそうです。
どうしても豚の鳴き声は大きいし、苦しむように聞こえますよね。
しかも小さな子豚を見ればなおさら心の負担があるに違いありません。
昔「ベイブ」という子豚の物語がありましたが、あんな子豚まで処分しなければならないとしたら誰でも堪えると思います。
メンタルの負担軽減のためにカウンセリングの機会も設けられたそうですが、もう処分自体をしなくていいように早く収束に向けて適切に対応して欲しいと思いました。
【なぜワクチンを早く使わないのかについてはこちら】
>>>豚コレラなぜすぐにワクチンを使わない?理由はさまざまな人間への影響
今回のまとめ
豚コレラの拡大は人間のせいという見方も出てきています。
養豚場への出入り業者の車で広がった可能性です。
今後もですが養豚場を見に行ったりすることは一般の人でもしてはいけません。
早く豚コレラが収束するように、農水省にもワクチン使用の判断を適切にしていただきたいですね。
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