あなたも「モモチャレンジ」という言葉やその画像をご覧になったんですね。
子どもやホラー系がニガテな人が見たら、よるトイレに行けなくなりそうな画像でした・・・。
幸い私はホラーゲームとか好きなタイプなので大丈夫でしたけど、インパクトすごかったです。
巷ではモモチャレンジ自体が都市伝説で、あのキャラクターも全然関係のないものだったと明らかになっています。
が!それでもあのキャラクターが気になりませんか?
今回はあのモモチャレンジの怖いキャラクターの由来や元ネタについて調べましたよ。
そしたらあのキャラクターには悲しい背景があることが分かりました。
【注意】
この記事にはあの怖いキャラクターの画像が出てきます。
嫌いな方は離脱することをおすすめします。
もくじ
はじめに!モモチャレンジはデマなのでだまされないで!
モモチャレンジのやつ
日本で最近 RTで流行ってるけどさあれ デマよ (笑)
あの不気味なやつは
日本人の芸術家の作品やし
モモチャレンジで
亡くなった人とかおらんし(笑) pic.twitter.com/X0mebPTETU— いずみん??大阪組員/SS fans?? (@rine1002) 2019年3月2日
海外から広まったこの「モモチャレンジ」ですが、すでにデマだったことが分かっています。
子どもに悪影響を与えると噂されていたために心配していた親御さんもいらっしゃるでしょうが、デマなので騙されないようにしてくださいね。
YouTube側もそのような動画があった証拠はないと述べています。
あの怖いキャラクターも本当は日本のアーティストの作品が無断で使われていただけなのです。
その上で、やっぱりあのキャラクターの作品としての由来や元ネタが私は気になるんですよね・・・。
モモチャレンジの怖いキャラクターの由来・元ネタは「姑獲鳥」
姑獲鳥、最も狂気を感じるのはココ pic.twitter.com/s3D2ECownF
— 菊池涼也 (@tkmh0813) 2019年3月5日
モモチャレンジとして出回っていたあの怖いキャラクターは、日本の造形作家「相蘇敬介(あいそ・けいすけ」さんが2016年に制作し、イベントで展示したものです。
日本に古くから言い伝えられている妖怪の「姑獲鳥(うぶめ)」をヒントに制作されたそうです。
当時の展示イベントでは「姑獲鳥と一緒に写真を撮ろう!」と札に書かれていて、誰でも一緒に作品と写真が撮れる状態だったと推測されます。
そりゃこれだけインパクトのあるキャラクターと一緒に写真を撮ったらSNSに載せたりしますよね。
画像はそこから拡散していったものと思われます。
ちなみの由来・元ネタとなったあのキャラクターの像はもう廃棄されています。
これは相蘇敬介さんご本人がモモチャレンジのデマとは関係なく、廃棄されることを決めたためです。
姑獲鳥(うぶめ)には悲しい物語があった
3/6「MOMO」だと拡散されている画像がこちら。
…実はこれ、日本人の造形作家である相蘇敬介氏による「姑獲鳥」という作品。
そうです。「MOMOチャレンジ」はデマなんです。アルゼンチン当局は自殺した少女の存在すら確認していません。ロシアの130人も2017年に別のゲームで起きた噂の流用です。 pic.twitter.com/Me4U7EJ0o4
— まき☆ねりまき (@makidekazu) 2019年3月6日
姑獲鳥(うぶめ)は産女とも書きます。
字ヅラで何となく察するかもしれませんが、産女とは妊娠している女性のことです。
姑獲鳥の伝説は日本の各地で古くから言い伝えられているもの。
妊婦が出産を迎えられずにお腹に赤ちゃんを宿したままなくなり、そのまま埋葬すると姑獲鳥という妖怪になるとされています。
各地で少しずつ言い伝えに違いはありますが基本的に女性の妖怪なので、あの怖いキャラクターは女性風と言うわけですね。
ウグメだったりウバメトリ、ヤゴメドリやオボなど各地に女性や赤ちゃんの妖怪や幽霊のような類の言い伝えがあり、たいていが遭遇すると不幸があるといったものです。
一部では姑獲鳥(とされるもの)に子どもを託され、不思議な力を授かると言ったものもありますね。
どちらにしても妊婦さんがなくなることは昔はかなり多くあったのだろうと推測されますよね。
そしてその家族や、なくなった妊婦さんや赤ちゃんの無念などが妖怪として描かれているような感じがします。
今でこそお産でなくなることは減ったかもしれませんが、それでも現在でも女性がお産をすることは命がけであり、大変なことなんだという想いになりますね。
相蘇敬介さんの経歴・プロフィールと姑獲鳥以外の作品画像まとめ
今回のMOMO騒動についてのジャパン・タイムズの相蘇さんインタビュー。吉田もコメント寄せております。
Japanese artist behind ghastly creature in viral ‘Momo Challenge’ baffled by disturbing hoax | The Japan Times https://t.co/hsxMVrPHaY
— 吉田悠軌 (@yoshidakaityou) 2019年3月6日
- 名前:相蘇敬介(あいそ・けいすけ)
- 肩書き:リンクファクトリー代表、造形作家
- 出身地:北海道札幌市
- 学歴:札幌稲西高校 → 代々木アニメーション学院
参照:ご本人のFacebookより
【リンクファクトリーがこれまで手がけた作品】
- ドラマ「鹿男あをによし」の特殊造型
- 映画「ウルルの森の物語」特殊造型
- 映画「のだめカンタービレ 最終楽章」劇中のキャラクター造形
- 映画「ひまわりと子犬の7日間」特殊造形
- 映画「コワすぎ!」シリーズ(File 001~006劇場版)に特殊メイク、特殊造形、イラスト担当
- ドラマ「Doctor-X 外科医・大門未知子」特殊造形
- 特別番組「人類38億年スペシャル 人間とは何だ・・・?」美術セット用の巨大脳を製作
- 「鬼太郎はしおき」シリーズの販売
年齢は1975年生まれの43歳という情報がありますね。
ちなみに結婚していて、2016年に赤ちゃんが生まれたそうですよ。
あの怖いキャラクター「姑獲鳥」も2016年の制作なので、お嫁さんの出産に影響を受けたのかもしれません。
0歳児からはじめる父親への不審な眼差し。 pic.twitter.com/prJl8OchOC
— 相蘇 敬介 (@aiso_link) 2016年2月21日
リンクファクトリーでは依頼品の造形制作や特殊メイクなどを手がけていますね。
造形作品の内容としては動物、ホラー、医療用の臓器模型などリアルで怖い系のものが多いです。
怖い系のやつはココでは載せられなさそうなので、ご自身で検索してみてください(笑)
第三回雑貨大賞、どうしても売れたくて媚びた作品と、その反動で生まれた呪物系の作品、どちらも一時審査通過でした!「ねこ会議USBハブ」「ヒトガタ封筒」よろしければご投票お願いします!https://t.co/cG6ei7c48M … pic.twitter.com/LmiXLgmWeX
— リンクファクトリー (@linkfactory) 2017年2月21日
ビリケンギャラリー『大猩々展』に作品名「戦場にかける橋」出展しております!https://t.co/IM6sE6T2yF
お題がゴリラと聞き、投げフンと「サル、ゴリラ、チンパンジ?♪」の歌しか連想がなかったのでこうなりました。 pic.twitter.com/8YcmFhc70Q— 相蘇 敬介 (@aiso_link) 2019年2月17日
「岩下食品が考える今最高に美味しそうな新生姜」を具象化すべく、昨年夏からディスカッションを重ねて完成した巨大新生姜模型、新生姜ミュージアムにて本日から展示開始です! pic.twitter.com/ZyshUpFQeK
— リンクファクトリー (@linkfactory) 2016年1月6日
今回のまとめ
- モモチャレンジはデマ
- あの怖いキャラクターは相蘇敬介さんの作品が無断使用されたもの
- 相蘇敬介さんのあの作品は姑獲鳥(うぶめ)が由来・元ネタになっている
- 姑獲鳥(うぶめ)伝説は悲しく恐ろしい言い伝えである
- 2016年に相蘇敬介さんにも赤ちゃんが生まれたので、影響されて姑獲鳥の作品ができた可能性も(推測)
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