国勢調査が怪しいから拒否したいけど罰則や罪になる?拒否率が高いって本当?

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時事問題

皆さんのところにはもう国勢調査は届いていますか?

もちろん用紙を郵送するタイプのものもありますが、CMでも流れているようにインターネットを使って回答することもできます。

しかし、国勢調査の用紙にザっと目を通してみましたが…まぁ、項目が多い!!!
この項目の多さも面倒ですが、昨今の状況で「怪しいのでは?」と不安な人もまた多いですよね。

国勢調査は個人情報を記入しなくてはならないので、そういった観点からも国勢調査をパスしたい、拒否したいと思ってしまうのも無理ないです。

そこで今回は国勢調査を拒否したい、拒否するとどうなるのか?について見ていきたいと思います!

さらに本物の国勢調査員の見分け方など役立つ情報もまとめました。

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国勢調査を拒否したい!罪になったり罰則があるって本当?

国勢調査とはある一定の時点での人口や性別、年齢、配偶の関係、就業の状態や世帯の構成といった各国のデータベースの一部として調査されるものです。国勢調査は日本だけにあるものではなく、世界の各国にそれぞれ存在します。

ちなみに日本の国勢調査は5年に一回の頻度で行なわれています。

ただ、いくら5年に一回とはいえ、本当のことを言えばめんどくさいし、正直郵送もそうですが、インターネットでの回答も個人情報の流出といったセキュリティ面でも不安がぬぐえません。

やっと本題に入りますが、単刀直入にこの国勢調査を拒否することについて罰則はあります。

これは統計法という法律で定められており、調査対象者に調査拒否や虚偽の報告がないよう報告義務を課し、それに違反した場合、50万円以下の罰金が科せられるそうです。

しかし、1920年(大正9年)から国勢調査が始まって以来、無記名や拒否などの理由で国勢調査に協力しなかった国民において上記の処罰が科せられたことは一度もないそうです。

それには大きく分けて2つの理由があるからです。

  • 日本の国勢調査の回答率は9割を切ることは過去にないので法に触れる人が少ない
  • プライバシー保護の観点から調査を強要することができない

プライバシー保護の観点から…というのは今のご時世、致し方ないようにも思えます。
しかし、私が一番驚いたのは「回答率」です。

こんなに拒否したい国民が多くいる一方で回答率が高いワケは一体何なのでしょうか?

国勢調査の拒否率は?みんなスルーしてるんじゃないの?

先にも少しだけ日本の国勢調査の回答率が高いことについてお話しましたが、実は意外と頑固として回答を拒否している人は少なく、日本全体では約4%程度と言われています。(平成17年度)

しかし近年個人情報保護の意識が高まっていて、大都市部の若者のひとり暮らし世帯を中心に回答の未回収率が高くなっていることは事実のようです。

ちなみに国勢調査の調査方法をご存じでしょうか?

私は何も知らなかったのですが、どうやら郵送、調査員の回収、インターネット回答のほかに、聞き取りもあるようです。

しかも調査員の調査票の回数も一回だけではなく、不在宅には最低3回訪問がなされているのです。
それでも不在の場合や、回答が得られなかった場合は市の職員が電話や訪問で対応しているようです。

それでもどうしても聞き取りを拒否された場合は、近隣住民からのヒアリングで、大まかな情報を登録するそうです。

そこまでしているのであれば、回答率9割超えも頷けてしまいますね…

ただこのやり方では拒否する人が増えていくのは当たり前に感じますよね。
拒否したいと思っている人だって無碍に拒否しているわけではないです。

国勢調査がなんのために行われているのか、国勢調査の情報がどんなことに活かされているのかわかれば協力しようと思えるのではないでしょうか?

続いてはそのことについてまとめていきますね!

 

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そもそも国勢調査はなんのためにしているの?

一体政府は国勢調査を何のために使用しているのでしょうか?

一般的には日本の人口増減をグラフ化し、人口の推移(特に現代では少子高齢化の加速度等)のほか、男女比、職業統計など、とにかく様々な項目(観点)から今後の日本の少子高齢化将来予測や地域の人口の将来ある程度の見通しを立てたり、住みやすい街づくりに向けての計画策定に利用したり、防災計画の策定、行政運営や計画策定の基礎データとして使われています。

また、国勢調査の回答を基に、国民がどういった生活、利便性を求めているのかを割り出すこともできます。

こう書くと何とも分かりにくいですが、簡単にまとめるとこんな感じ。

  • その地域に予算をどう割り振るか参考にする(人数など)
  • 子どもがいる世帯、お年寄りがいる世帯など世代に合わせた施設を検討する
  • 防災計画の策定に使う(人口分布や昼・夜の人口など)
  • 復興計画の策定に使う
  • 災害の被害予測に使う

などなど。(参照:国勢調査の利用状況

けっこう私たちの身近な大切なことに使われているんです。

特に近年は災害が多いので、人口分布や人口密度、昼間の人口や夜間人口などはかなり重要な情報であることは想像できますよね。

避難所の設置や物資の輸送に関しても人口は必要なはず。

さらに幼稚園や保育園、高齢者施設などの計画にも参考にされています。
自治体の予算配分にも。

私も今回改めて調べてみて、かなり自分の生活に影響しうる大切な調査であることがイメージできました。

 

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国勢調査員に個人情報を渡すのは不安!セキュリティはどうなってる?

国勢調査を回答する上で拒否したい理由が多いのはこれが原因なのではないかと私は思います。

そうです。個人情報の取り扱いです。
昨今、個人情報漏洩の問題は多くのメディアに取り沙汰されていますよね。

  • 調査員に身バレしてしまうのではないか?知り得た情報をご近所さんに話されてしまうのではないか?
  • また、手渡しで回答して保管されたデータを盗まれてしまうのではないか?

とにかく不安要素はいっぱいですよね。

まず、調査員がもし国勢調査で知り得たあなたの個人情報を他人に話してしまった場合は法律によって裁きを受けることになります。
(第53条に「その義務に関して知り得た個人または法人その他団体の秘密を漏らした者」という項目において、「その他の当該委託に係る業務を受託した者についても準用する」に当てはまるためです。)

調査員に不遜な態度をされたり、危険を感じるようなことをされた場合は市町村に相談して該当者を外してもらうこともできるようですので、調査員に関して不安がある場合は連絡してみましょう。

国勢調査員の本物の見分け方!偽物や詐欺に注意

国勢調査員はきちんと国から委託された方がいて、その方々が各家庭を回ってくださいます。
ただ、その方が本当に調査員の方なのか区別がつかなくて怖い方もいらっしゃるかと思います。

私は今年初めて国勢調査を受けますが、自分宛に用紙一式が調査員から手渡しされました。

しかし家族の方が受け取ったなどの理由で調査員の顔を知らない、別の調査員が来たなど、必ずしも地区担当の調査員に会うとも限りません。

そういった場合の見分け方について見ていきたいと思います!

実は統計調査員の方は「調査員証」と「腕章」を常に携帯しています!
もし国勢調査について質問された場合はまず、調査員証の提示をお願いしましょう!

そしてもう一つ!
電話やメール、訪問でお名前(個人でも世帯でも)や口座を聞かれる場合は拒否しましょう!

そして不安であれば、市に問い合わせてみましょう!

 

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インターネットなら回答はかんたん!調査員ともあまり顔を合わせなくてOK

女優の芦田愛菜さんが出演している国勢調査のCMを見た人も結構いるのではないでしょうか?
最近ではインターネットでの回答もできるようになっています。

インターネットでの回答なら家に居なくても、外出時どこでも回答することができます!

それに調査員とも会う機会が少なくなりますよね!
これは詐欺に遭う確率もかなり減るのではないでしょうか?

2020年の国勢調査において、国はインターネットでの回答率の目標を50%としています。

国も推奨しているようですね!

その背景にはコロナ渦で調査員の訪問を極力減らしたい狙いや、調査員の高齢化、回答率の上昇などがあります。

コロナ渦で極力人とも会いたくないひとには、是非インターネット回答をおすすめします!

私もインターネットで済ませましたが、2015年の国勢調査のインターネット回答ページよりもかなり分かりやすく、簡単になっていました。

時間も10分かからず完了できましたのでおすすめです。

今回のまとめ

国勢調査におけるセキュリティには不安要素がある方も多いと思います。
しかし情報を漏洩した人にはそれなりの重い刑罰が科せられます。

そして国勢調査はデメリットよりメリットの方が大きいようにも感じます。

なぜなら国民がどんな生活をしているのかが分かり、どんな支援を必要としている人がいるのかなど、私たちが生きやすい世の中にするための調査だからです。

選挙もそうですが、私たち国民の暮らしを少しでも明るいものにできるように国勢調査にも協力してみてもいいかもしれませんね!

今はインターネットでの回答もできる便利な時代です!

少しでも興味を持って取り組んでみてはいかがでしょうか?^ ^

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