今まで電話と言えばオレオレ詐欺でしたが、最近は「アポ電」という電話が家の電話にかかってくるそうです。
なんとこの電話のあとに詐欺や強盗の被害に遭う例が頻発しています。
- アポ電とは何か?
- アポ電を見分けるための具体例
- 対策はどうしたらいいのか
この記事では以上のことをまとめてあります。
うちの両親も60代で被害に遭いそうな年齢なので、早急に対応を話し合いたいと思っています。
ぜひ参考にしてくださいね!
アポ電とは詐欺や強盗の準備電話
きのう江東区のマンションで、80歳の女性が手足を縛られて死亡していた事件。先月、渋谷区で起きた強盗事件と同一犯の疑いがあります。いずれも事件の前に、家に現金がいくらあるか尋ねる電話、「 #アポ電 」がありました。「アポ電」は #振り込め詐欺 の手口です。不審な電話に注意してください。 pic.twitter.com/mau24KY3FX
— ニュースウオッチ9 (@nhk_nw9) 2019年3月1日
アポ電とは、近年急増している巧妙な特殊詐欺や強盗などの準備として犯人がかけてくるものです。
アポ電の主な目的は詐欺や強盗ができそうな家や人物かのチェックです。
電話でパッと聞くといかにも最もらしい会社や公的な機関を名乗ったりして、世間話なども交えながらこちらの警戒心を解こうとしてくるのも特徴です。
アポ電の見分け方具体例!ビックリするほど巧妙
許せないアポ電❗️
しかし介護詐欺も、より多くの人に・・😭😡 pic.twitter.com/EpNNQ1DPFs— 本田 宏 (@honda_hiroshi) 2019年3月3日
アポ電は詐欺などの犯罪の前準備のためにかけてくるので、多くは以下のようなことを尋ねてきます。
【アポ電でよく聞かれる例】
- 家族構成や日中に誰がいるか
- 同居人がいるか
- 預金額
- 家に現金があるか聞きだす
実際に息子を語り家に現金があるか、日中に在宅しているのが高齢者だけなのか聞き出され強盗にあった例もあるそうです。
よく知らない人物や家族を語る者からの電話では「基本的にお金の話をしない」ことも大事です。
役所からの還付金は電話では連絡されませんし、家族からお金を出してほしいという電話も顔を合わせて話をしてからと肝に銘じておきましょう!
しかし1回目の電話ではお金の話は出さないという巧妙な例もあります。
お金の話を出さないアポ電の具体例
息子をかたる者から「携帯を失くして新しい番号になったから覚えておいてほしい」と連絡があった。
そのことをたまたま息子に確認すると「何言ってるんだ、代えてないよ」とのこと。
この例では「なんだ、詐欺に合わなくてよかったじゃないか」と思いますよね。
たまたま本当の息子に確認できたからよかったものの、詐欺の例では連絡された「息子の新しい番号」から詐欺の電話が来るんです。
息子の携帯だと思って聞いてしまうため、詐欺の被害に遭いやすいんですね!怖いです!
よく考えれば携帯が壊れても番号を変えない方も多いのではないでしょうか?「携帯が壊れたから番号が代わった」という電話は要注意です。
家族で合言葉などを決めていても注意が必要
今「アポ電」といって高齢者に警察官や息子になりすまし示談金が必要だからと、電話してお金を騙し取る手口が増加。昨年で3万件以上。振り込め詐欺経験者が事件に関与している可能性も…今回、家に400万あると息子が知人に話して、両親が結束バンドで被害に遭った。 pic.twitter.com/qHkvncjTw7
— キンモクセイ (@kinmokusei365) 2019年3月1日
東京都のアポ電強盗事件では、被害者の方は電話での詐欺を警戒して合言葉などを決めていたんだそうです。
そのため不審な息子を名乗る電話がかかってきた時も「誕生日は?」と確認したんだとか。それでも正確な内容を返されてしまったため、不審に思いながらも話をしてしまったのです。
現在は個人情報をかなり詳細まで知っていたり、個人情報が売買されていて悪用している人がいることを私も初めて知りました。
家族の名前はもちろん、職業や誕生日からペットの名前などまで漏れていることもあるのです。
合言葉を決める時は名前や誕生日などは避けることも1つの手です。
個人情報とは関係のないことで決めたほうがいいかもしれませんね。
アポ電対策はどうしたらよいか
警視庁幹部は「電話自体に出ないことが一番の対策だ」。常に留守番電話に設定し内容を聞いてからかけ直すことなどを勧める。
「犯行予兆電話」昨年3万4千件 アポ電、対策は留守電(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース https://t.co/HRF8dwYeTi @YahooNewsTopics
— 孝輔 (@GswYnRIPKXIPndp) 2019年3月1日
アポ電対策として警察は「電話に出ないことが1番の対策」と言っています。
常に留守電にしておき、入れてくれた人にはかけ直すという方法です。
このニュースを見ていて我が家でも「これじゃ電話使えないじゃんね」という話になったのですが、本当に必要な人なら留守電に入れてくれるかという結論になりました。
私の父母も60代ですが、家の電話にはナンバーディスプレイを備えてあります。
かかってきた番号を見て、市内局番や付き合いのある電話以外には出ないようにしています。
高齢者だと家電を使うこともまだまだ多いですが、市内局番の番号だったら友達や知り合いとすぐ分かりますよね。
あとは親戚の電話番号は電話のところに紙に書いて貼ってます。
ナンバーディスプレイは便利なので、家電をよく使う高齢者の方には設置することをおすすめします。
ナンバーディスプレイはインターネットの光回線にセットになっています。
我が家の場合はスマホがauなのでauひかりにしているんですが、その中の「ひかり電話」のオプションでナンバーディスプレイを付けていますよ。
もし家でインターネットの光回線を使っていて、ナンバーディスプレイをしていない場合はインターネット回線の会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
今回のまとめ
- アポ電はとても巧妙、個人情報も安易に話してはダメ
- 電話でお金を話をするのは絶対NG(警察や銀行を名乗られてもダメ)
- 合言葉は誕生日や名前以外で決めること
こんなに警戒しなければならないことがとても悲しいですが現実です。
私の親も高齢になってきているので、電話やスマホの操作は気をつけるように言っていますがなかなか難しいですね。
なるべく具体的な例を出すと分かってもらいやすいです。
(こういう文章は無視するとか、この画面でしかアプリを取っちゃダメなど)
アポ電っぽい電話があってもあわてずに、「家や家族の話はしない」「お金の話はしない」この2つを徹底しましょう。
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