アドレスホッパーとホームレスの違い|決定的なのはアレのありなし

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時事問題

昔お笑い番組で「ぽんすぽーん」って言ってる芸人さんいましたよね。
(アクセルホッパーさん?)

じゃなくて、今話題になってるのが「アドレスホッパー」です。

マツコ会議でも特集されたんですが、定住所を決めずいろいろな所に寝泊りする人のことです。

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]え?それってホームレスやん[/chat]

ですよね、そう思うのも無理ないです。私も思いましたもん。

でもこうやってアドレスホッパーって名前が付いて、テレビにも取り上げられるんだからホームレスとは何かが違うんでしょう。

そこで気になった疑問を調べながら、アドレスホッパーとホームレスの決定的な違いを見つけてみようと思います。

そもそも何でアドレスホッパーになるのか

大前提として「それホームレスちゃうの?」って思われるアドレスホッパーという選択をする人はどういう理由でそうなったのかを聞いてみましょう。

  • 仕事が忙しくて家にほとんど帰れず、家賃がムダに思った
  • 家に荷物もあまりない
  • いろいろ寝る場所を変えられて新鮮だし、家がある時より出費が減った

このように家という固定費に疑問を持つパターンが多いみたいですね。

ネットカフェやカプセルホテルなど家がなくても困らない時代だということと、お金をかけるものへの意識の変化がある感じがしますね。

毎日使うもの、絶対に必要なものにはお金をかけるけど、あまり使わない物にお金はかけたくないっていう意見なのかなと受け取りました。

 

また別のパターンでは自分の信念や考え方を貫く結果、アドレスホッパーがマッチしていることもあるみたいです。

こちらはフリーランスで働いている方、どこでも仕事ができる方に多い感じがしますね。

確かにこのような方の考えを聞いてみると「あ、良さそう」「そういう生き方もいい」と思うんですが、コミュ障にはかなりハードルの高いことであるのはまちがいないっスね。

アドレスホッパーの方たちがどうしてそうなったのか、かなりザックリですが把握したところで、アドレスホッパーに関するさまざまな疑問を調べてみたいと思います。

アドレスホッパーは実家に住民票がある?家出みたいなものではないか

お察しの通り、テレビの特集を見る限りアドレスホッパーの方の中には実家に住民票を置いている方が取材されていました。

また自宅はあるけれど家にはあまり帰らなくて、寝泊りするところを転々と変えるのでアドレスホッパーと名乗っている方もいます。

これだけ聞くとアドレスホッパーとは住所と訳すのがまちがっている感じがしますね。

日本では結局どこかに住民票を置かなければならないので、「寝床ホッパー」の方が正しい気がします。

 

ちなみに引っ越しした場合は転入から14日以内に住民票の移動の手続きをしなければならないと決められています。(住民基本台帳法第22条)

一応最高5万円の科料が課されるということも同53条で決まっていますね。

しかし1年以内の単身赴任や週末や定期的に家に帰っている(拠点である)と認められるような場合には住民票の移動は義務にならないようです。

アドレスホッパーという生活形態自体を想定してないでしょうから、穴があるのは仕方ない感じもします。

疑問のように「実家があるからできること」「家出と変わらない」と思われても反論の余地は少ないと私も感じました。

 

ホームレスの場合は転出しても住民票の手続きができないまま放置されることが多いようです。

そのため居住実態がないと役所で職権によって削除され、そのまま住所不定となる場合が多いです。

こう比べてみるとアドレスホッパーとホームレスは全然違うことが分かりますね。

アドレスホッパーは就職はどうしているのか

アドレスホッパーをしている人は大きく2つに分かれそうです。

  1. 普通に会社に就職して収入もある
  2. 個人事業主(フリーランス)

どちらにしても実家に住民票があるなら、その住所を使って就職することは可能でしょう。

大手や社会性の高い職場では住民票が必要な場合もあるようですが、ホームレスとの決定的な違いはやはりちゃんとしたところ(=実家)に住民票があることが大きいように思います。

フリーランスで特にネットで完結できるような仕事は特に住所はどこでも大丈夫な気がしますね。

「実家にも帰ってないのに住民票が実家のままはダメじゃないのか」とかはハッキリ言って会社には何の関係もないので別問題でしょうね。

アドレスホッパーは住民税はどうしているのか

住民税は住所のある市町村、都道府県に納めるものなので、アドレスホッパーの方も実家に住民票があるなら実家のある市町村に支払うことになります。

例えば普段は東京で生活していて住民票が地方にある、普段いない地方に住民税を納めるのはダメなんじゃないの?」という方もいますが、それも別問題になっちゃいますね。

現段階では住民票のある自治体に納めていれば問題ないようです。

アドレスホッパーの生みの親である市橋正太郎さんの場合は、シェアオフィスに住所を置いて住民税も納めているそうですよ。

住所を置けるサービスもあるそうなので、普段居ることが多い場所に税金を納めなければならないんじゃないの?という意見は別の問題になりそうです。

ホームレスの場合はそもそも住民票がどこにもない状態で、住民税も納められない場合がほとんどなので、やっぱりアドレスホッパーとホームレスは全然違いますね。

アドレスホッパーの人は郵便物はどうやって受け取っているのか

郵便物は郵便局留めにしたり、私書箱を利用しているみたいですね。

こんなサービスもあります。

最悪実家に届けばいいという人もいるので、そこまで困ることではないようです。

どちらにしろこれもガチのホームレスでは難しいことで、どこかに住所を置けてこそということになりますね。

アドレスホッパーはスマホやクレカの契約は問題にならないの?

社会的信用のいる契約(スマホやクレジットカード)や公的サービスを受ける場合に、アドレスホッパーはどうなるんだろうという疑問もありますよね。

アドレスホッパーを最初に提唱したと言われている市橋正太郎さんの記事やインタビュー記事を読んだんですが、市橋さん自身も2019年1月でアドレスホッパー歴1年なんですよね。

該当記事はこちら>>>https://note.mu/shotaroichihashi/n/n66d94caebba4

インタビュー記事も「こうやってアドレスホッパーできてるよ!」っていうことが主で、言ってみれば「まだその程度の段階」かなって感じを受けました。

まだ大きな問題に当たるくらいになってないと言うべきか、上記のTwitterの方たちが心配するようなところに思い当たっていないような気さえしました。

根本的に考え方が違うのかな・・と。

もしアドレスホッパーをするような人が超増えて、本格的に税金の問題が起きたり契約問題が表面化するまでは多分「本当はダメ」でもスルーされそうな気がするんですよね。

だからやっていいとは全然思いません。私はクソ真面目で小心者なので規約を破ったりできないんで。

「じゃあ好き勝手やったもん勝ちじゃん!」ってなっちゃうけど、多分まだ誰も本気で困ってないからっていう諦めの境地?

今回のまとめ

  • アドレスホッパーとホームレスは根本的に違う

アドレスホッパーとホームレスの違いってほとんどないよね、って思って調べ始めましたが全然違いましたね。

でも多くの人が思っている「実家があるからできること」っていうのも間違ってなくて、あとは自分で稼いで生きていける人じゃないとできないことだと思います。

そして何より若いうちじゃないとできないって感じました。

泊めてくれる友達にも家族ができたら泊めてくれなくなるかもしれないし、そもそも病気とかなったらできないし。

冬場インフルなったらヤバイでしょうね。でもフロントで体調悪いのガマンして手続きすればどこでも泊まれちゃうでしょうし。

テレビで取り上げられるのはいいですが、簡単に真似するものじゃないっていうのは調べてみてさらに思ったかな。

問題が出てくるとすればアドレスホッパーが市民権を得るくらい増えてからなのかもしれません。それって年越し派遣村の時のような気もしますが・・・。

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