2019年9月はさまざまなスポーツが目白押しですね!
バレーワールドカップにラグビーワールドカップとさらに世界陸上2019も開催されています。
世界陸上2019でも注目されているのは「9秒台三兄弟」とも報じられている100m男子ですね。世界の壁は厚く、結果は決勝に行けずとのことで残念でしたが気になることも。
サニブラウン・ハキーム選手がスタートでかなり出遅れ、本人からは「スタート音がちっちゃくて聞こえなかった」との声があったのです。
そのような不具合は起こり得ることなのか、世界レベルの陸上のスタートのしくみなどを調べてみました。
サニブラウン世界陸上2019での100m走スタート音の動画
世界陸上2019の男子100m、準決勝でサニブラウン選手が出てきましたが、このレースが問題のスタート音のレースです。
実際のスタート動画を見てみましょう。
世界陸上 100m 準決勝 1組
1着 コールマン 9″88
5着 サニブラウン 10″15
※スタート前に映るコールマンのドアップにお気をつけ下さい。#世界陸上 #世陸PV #動画 pic.twitter.com/5aTokDdV8G— 井原 直樹 (@KING_nao) September 28, 2019
サニブラウン選手が明らかに1人だけ出遅れてしまっているのが分かりますね。
素人の私でも分かるくらいですから、世界レベルの選手では致命的な遅れになったことは想像に難くありませんね。
このレースについてサニブラウン選手はこのようにインタビューで述べています。
「音がちっちゃくて全然聞こえなくて、まじかと思った」
動画で見た限りでは放送にスタート音がしっかり入っていますよね。
このように視聴者にはスタート音が放送でしっかり聞こえているため、サニブラウン選手の「スタート音がちっちゃくて聞こえなかった」というコメントが言い訳だと捉える人もいたようです。
スタート音に不具合の可能性あり!?現在はピストル音は下の台から出ている
放送ではスタート音が聞こえるのに聞こえないわけがないということもあって、一部の視聴者からは「言い訳だろう」との意見も出ているサニブラウン選手のコメント。
しかし「スタート音が聞こえない」ことは現在のスタートの仕組みではありえることなんだそうです。
こちらは元陸上部という方のTwitterコメントです。
#世界陸上
サニブラウン選手のスタート遅れとそのコメントについて元陸上部から・1人だけ音が小さいことはあるのか?⟹あります。スタートのピストル音は各選手のスターティングブロック(足を置いてる台)付近から出ているので不具合等で1人だけピストルがならないなんてこともあります。
— (か)ずやさん🍹🏰🕛 (@916zuyasan) September 28, 2019
なんと現在の陸上スタートは選手が足を置くスタート台から音が鳴っているんですね!
しかも不具合があることもあるそうです。
今回のサニブラウン選手の場合が不具合かどうかは検証されていないため分かりませんが、頭ごなしに「言い訳だ」と糾弾するのは厳し過ぎる意見かなと、この事実を知って私は思いました。
また今回の世界陸上2019ドーハ大会では、他の選手や代理人からも「スタート音が聞こえない」 というクレームが出ているとスポーツライターの方がTwitterでコメントしています。
スタートが聞こえなかった、と言っていた選手が何人かいて、代理人やシューメーカーが激怒している。サニブラウン選手だけではなかったんですね。。。うーむ。
個人的には400mハードルのスタートの方が気になりました。
— Ayako Oikawa (@AyakoOikawa) September 28, 2019
マラソンや競歩では酷暑のために棄権者が何人も出るなど、開催地としての適性も意見が出ていたりするので、あまりに同じようなクレームが相次げば調査も行われるのかもしれませんね。
ただ調査したとしても結果が覆ることは難しいでしょうから、サニブラウン選手は気の毒です。
五輪も見据えていてチャンスも少なくなってくるので気も立つと思いますが頑張ってほしいです!
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