一家に1~2本は常備されている体温計ですが、このご時世だからこそ一人暮らしの方で普段から体温を測る日課がない方でも、体調管理目的やちょっとした体調不良やをきっかけに購入される方も多くいらっしゃると思います。
日本ではだいたいの体温は摂氏(℃)で表示されているため、普段体温チェックする際や日常会話でも体温を「〇度〇分」と表すことが多いですよね。
しかし通販などであわてて購入した人の中には華氏(°F)表示の商品を購入してしまった方もいるようです。
摂氏で表した日本人の平均体温は36.5℃ですが、華氏表示を摂氏表示の感覚で見るととんでもない数値が出るのでビックリしちゃうんですよね。
今回は慌てて華氏表示の体温計を購入してしまった方やこれから間違えて華氏表示のものを購入しないためにその対処法などを書いていきたいと思います!
もくじ
体温計を買ったらとんでもない数字!?華氏(°F)表示にビックリする人多数
外出自粛で外に出ず手軽に体温計を購入する方法といえばネット購入が便利ですが、ネット購入にも意外な落とし穴があるのです。
先ほど冒頭でもお伝えしたように、体温計には「摂氏表示」のものと「華氏表示」のものがあります。
日本では摂氏表示のものが一般的に販売されていますが、外国では華氏表示のものを使用している国もあるためです。
ネット購入となると外国産の体温計も簡単に入手出来るため、よく読まずに摂氏表示の体温計だと思って買ったら華氏表示だったことに気付いて落胆する人も少なからずいます。
2週間くらい前にAmazonで注文した体温計が届いたから、早速体温測ってみたら、95.6°とかいう、沸騰寸前のやかんみたいな数値を叩き出した
自分でも意識していなかったのだが、知らぬ間に人間をやめて、神の領域に至っていたらしい pic.twitter.com/519Jo6iuoR
— kurocraft7522(クロ) (@kurocraft7522) May 4, 2020
新しくうちにやってきた体温計華氏表示でびびった pic.twitter.com/rFj22dLheY
— みかん (@417_merci) April 30, 2020
たとえば摂氏表示では「36.5℃」でも、華氏表示になれば「99.7°F」という表示になります。
何も知らずにこんな数値が出るとびっくりしますよね!
私なら体温計が壊れたのか、不良品を疑ってしまいます^^;
現在まで華氏を使っているのはアメリカが主な使用国で、体温計の製造国もアメリカとなっています。
アメリカでは体温計に限らず、ほとんどの家電製品が華氏表示のようです。
華氏表示の体温計は違法!?
また新型コロナウイルスの流行に伴い、華氏表示の体温計が国内ネット通販サービスで簡単に購入できるのですが、どうやら法に触れるという情報を聞いたので詳しく調べてみました。
華氏体温計を購入すること、使用すること自体には何ら問題はありません。
しかし「非接触型体温計」は医療機器なので、法令に基づく手続きを経なければ販売することができないものです。
それなのに大手通販サイトでも粗悪品のようなものが売られていることも多いようです。体温計をネット購入する際はしっかりした品質かどうか確認した方がいいですね。
品質確認の1つの方法として検定マークがあります。
体温計には検定マークがあり!確認しましょう
体温計を購入するときに体温計にはそれぞれにいくつかのマークがあることを知っていますか?
- PSEマーク
(輸入電化製品で電気用品安全法の基準にクリアしたものに付けられる) - 検定証印
(都道府県による検定に合格したことを示す) - 基準適合証印
(優良な品質管理能力を認められた指定事業者が自社での技術基準への適合性を確認し、表示することができる) - 丸正マーク
(家庭用の計量機器に製造事業所や輸入業者が自ら技術基準への適合性を確認し、表示して販売する義務がある)
ちなみに体温計で見るべき検定マークは検定証印か基準適合証印です。
こちらは各都道府県により、適正な計量ができるか、体温計であれば正しい使い方で正しい体温を測ることができるかというものをチェックし、基準にクリアしたものに与えられます。
体温計は特定計量機器に指定されているため、意外と基準が厳しいのです。
このマークをチェックして購入することをおすすめします。
体温計の華氏(°F)を摂氏(℃)に変換する方法
華氏表示の体温計でもボタンを長押ししたり、華氏と摂氏を切り替えられるボタンがついている体温計もあります。
しかし華氏表示のみで摂氏表示が出来ないものもあります。
そういった場合には計算するか換算表を見るしかなさそうです。
【華氏⇔摂氏の計算式】
- 華氏を求める時:°F=(℃×1.8)+32
- 摂氏を求める時:℃=(°F-32)÷1.8
ただ現在はネットでも簡単に計算してくれるツールやアプリなどもありますので、どうしても必要な時に役に立てられればなと思います^^;
アメリカ圏で生活する日本人は大雑把に体温を把握しているようで、98°F前後で平熱、100°F以上で発熱、その間は微熱と考えている方も多いようです。
今回のまとめ
体調管理をする上でも1番身近な機器である体温計ですが、摂氏と華氏とではこれほどまでに数値の違いがあることがわかりました。
何も知らずに華氏表示の体温計を使用すると、華氏表示に慣れない日本人にとっては
驚きの数値が出てきますね^^;
そんなとき、冷静に対処するためにも換算方法を覚えておいたり、ツールをお手持ちのスマートフォンにインストールしておくこともおすすめです!
正確に体温測定をするためにも検定マークの確認も一緒にすると安心して体温計の継続使用ができますね!
外出を避けているこのご時世では、気軽にネット購入もできますがその分、まがい物や壊れやすい不良品が売られていることもあるので、よく説明書きや商品レビューを見て購入しましょう!
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