ローマ字表記で苗字と名前の順番はどっちが先?イニシャルの書き方は?

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ビジネスで自分の名刺を作るとき、ふと「ローマ字だと苗字と名前どっちを先にした方がいいんだろう?」などと困ったことはありませんか?

私のように30代半ばより上の世代は特に、学校の授業で名前を先に書くように習っていたのではないでしょうか。

ちょっとしたことかもしれませんが、特に自分以外の人の名前だと失礼があってはいけないので悩みどころですよね。

じゃあ結局のところどっちなの!?という所について、今回はまとめていきます。

実は苗字が先で名前が後が正しい!?文化庁の答申があった

日本で人名をローマ字で書く場合、現在は2種類の書き方が混在しています。

  1. 名前→苗字の順番で表記(英語圏に合わせた書き方)
  2. 苗字→名前の順番で表記(日本での名前に合わせた書き方)

私は30代半ばですが、学校の授業でローマ字を習った時は名前→苗字の順番で習いました。

しかし実は2000年に文化庁の国語審議会による答申ではこのような見解が示されていました。

人類の持つ言語や文化の多様性を人類全体が意識し,生かしていくべきであるという立場から,そのような際に,一定の書式に従って書かれる名簿や書類などは別として,一般的には各々の人名固有の形式が生きる形で紹介・記述されることが望ましいと考える。
したがって,日本人の姓名については,ローマ字表記においても「姓-名」の順(例えばYamada Haruo)とすることが望ましい。

引用:文化庁 Ⅲ国際化に伴うその他の日本語の問題

2019年には文科相、外務相からそれぞれ改めて「苗字→名前」での表記を報道機関(海外も含めて)へ要請しました。

じゃあ結局どっちなのよ!ってことに関しては、どちらも正しいとしか言えない状況です。

日本政府としては「今後はローマ字表記でも日本人的に苗字が先にしたい」ということに過ぎないですね。強制では無いので。

どっちかに決めてくれればラクなのに・・というのが正直なところかもしれませんが、個人の考え方やポリシーにも関わってくることなので決めることは難しいと思います。

そこでできるのは「だれが見てもどれが苗字でどれが名前か伝わるようにする」ということです。

苗字と名前のどちらが先でも伝わる!ローマ字での書き方

大切なのは自分の名前を相手に伝えることです。

そのため相手のことを考えて表記をするのが1番良いわけですよね。

ただみんながテンでバラバラにしても書き方が増えて混乱するだけなので、一般的に使われているローマ字での名前の書き方をご紹介しますね。

  1. 苗字をすべて大文字で表記する
  2. 苗字を先に書いたら,(カンマ)で区切る

例)安倍晋三:ABE,shinzo

実はこの方法は2012年から日本サッカー協会のローマ字表記でも採用されている書き方なんですよ。(日本サッカー協会の場合はカンマはなし)

重要なのはいかに伝わるか。

これまで通り申請書類などで苗字・名前の書く場所が指定されていれば従えばOKです。

またビジネスで英語圏の文化の方との交流が多いのであれば、英語圏の表記に合わせて名前→苗字で書くのも1つの方法でしょう。

テレビ番組でのイニシャルトークは苗字と名前どっちが先?

よくバラエティー番組で行われるイニシャルトークって、特に「どっちが名前だよ!」って思いますよね(笑)

これは過去の傾向から苗字→名前の日本的な方でされていることが多いようですよ。

暴露!とか言ってるくせに結局どっちかわかんないよってことがこれから無くなるかもしれませんね。

もしかしたら芸能レポーターにとっては、「どっちか曖昧な感じで誤魔化してたのに!」ってとこなのかも。

個人的にイニシャルトークって内輪だけで盛り上がってて視聴者にとってはまったく意味ないんでキライです☆

今回のまとめ

  • 日本人名のローマ字表記は苗字と名前どちらが先でも間違いではない
  • 日本政府的には今後は日本的に【苗字】→【名前】の順にしたい
  • 相手のためになる書き方として「苗字をすべて大文字で書く」か「苗字を先に書いたらカンマで区切る」方法がある

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