私は今は関西に住んでいます。
実家にいる時は平地だったりそこまで凍結の無い地域だったせいか見たことが無かったのですが、今住んでいる地域では冬場になると道路に白い粒の入った袋がいつの間にか置かれます。
家のそばの坂道に置いてあって、寒い日にはいつの間にか撒かれていたりします。
坂で寒い日なので凍結防止剤であることはすぐに予想がついたのですが、いったいこれって誰がいつまいてるんでしょうか?
謎です。
またどういう仕組みであの白い粒をまくと凍結防止になるのか、その辺も調べてみました。
あの謎の白い粒、塩化カルシウムのトリビアです!
もくじ
冬場の道路に置かれる白い粒の袋(塩化カルシウム)は誰が置いてる?
【おとしもの】
業務用の塩化カルシウムが道路脇に綺麗に重ねて置かれてましたよ
場所は日本です pic.twitter.com/Ta57s3YJml— わたわた@ソウルワーカー復帰 (@watanonichizyou) December 5, 2018
冬場になると道路の端に2つくらい積まれて置かれていたり、専用ボックスの中に置かれている塩化カルシウムは道路管理者が置いています。
つまり市道であれば市が置いているということになりますね。
置いてある場所は凍結しやすく事故になりやすい場所である坂道や橋、陸橋、山道などです。
もちろん使われて無くなることもあるので、定期的に見回りが行われて無い場所には再度補充されていきます。
私の家の近所の坂道にも12月に入ると塩カルの袋が2コ置かれていますよ。
そしてたまに穴が開けられていて使われた形跡があります。しかもそのまま放置されるから雨とか湿気で溶けて中身が無くなっていることもしばしば。
でもそうするといつの間にか新しい塩カルが補充されていました。
これは市で定期的に補充してくれていたわけですね!
では撒くのは誰がしてるんでしょう?うちの近所の開けっ放しで放置の様子を見ると、市の担当者さんがやってるとは思えなかったので調べてみました。
冬場の道路の白い粒(塩カル)は誰が撒いてる?勝手に誰でも使っていいの?
【関東の路面状況は?】ウェザーニュースでは臨時で路面凍結の状況を調査中です。現時点では、東京・千葉・埼玉からの回答の約3割が“凍結”となっています。運転や歩行の際は十分注意してください。
▼路面状況をチェックhttps://t.co/oLKYjWJhDw pic.twitter.com/9S2RlwdflZ
— ウェザーニュース (@wni_jp) February 9, 2019
基本的に道路管理者が凍結しそうな場合に撒くことになっているようです。
しかしうちは田舎なので凍結しそうなたびに撒きに来てくれるとは思えないし、傘で突っついて穴を開けたような感じと開けっ放しの状態をよく見るので、これは市の人じゃないよな~?と思っていました。
よくよく調べてみると道路の端に置いてある塩化カルシウムは緊急時に誰でも使っていいそうです。
近所の坂道はけっこう急なので、寒い日の朝はスリップしているような音が聞こえることがあります。
傘で突っついて開けたようになっているのは、そういう時に慌てて使っているからなのかもしれませんね。
もし急に使わなければならない事態になったら、くれぐれも周りの交通状況に注意してくださいね!
慌てて車外に出てひかれたりしたら大変ですので!
また塩カルは素手で触ると炎症を起こしたり、濡れた手で触ると発熱しますので手につかないように注意しましょう。
ところで塩化カルシウムって緊急時に使ってすぐに効果があるものなんでしょうか?
あの白い粒で凍結が解消するしくみを調べてみました。
白い粒(塩カル)はすぐ効果があるの?凍結防止のしくみを調べてみた
それでも冬は近づいてきている??
塩化カルシウムも道路に撒かれ始めた??
????も動きが多くなる??
気を引き締めて??
????…??…?? pic.twitter.com/ko1HTBI242— カマっち (@kamata0630) November 4, 2019
道路に置いてある白い粒は塩化カルシウムというものです。
これで凍結防止になるには2つの理由があります。
1つが氷になる温度が下がるという性質です。(凝固点降下)
塩化カルシウムが水に溶けると0℃でも凍らないんだそうです。もう少しちゃんと言うとマイナス20℃くらいまでは凍らなくなるんだとか!
なので凍結している道路や雪も溶けるという理屈です。
(私の頭では意味は分からないけどw)
なんで冷やしてるのに凍結や雪が溶けるのよ?って思いますが、温度が下がった氷や雪はまわりの熱を奪っていくため溶けていくんだそうです。
もう1つが発熱する性質ですね。
塩化カルシウムは水に溶ける時に発熱する性質があります。
クッキーとかの乾燥剤としても使われていて、注意書きに「吸湿すると発熱することがあります」と書かれてるのを見たことがある方もいるかもしれませんね。
この2つの性質があるので、凍結している道路に撒いても比較的効果は早く出るようですよ!
しかも凝固点降下のおかげで、成分があるうちなら凍りにくくなるそうです。
白い粒(塩化カルシウム)が撒かれた道路を通ったら車が錆びるって本当?
おはようございます!
【#バイク屋リレー】10周目です!
僕から皆さんにお伝えする冬のライディングに役立つワンポイントアドバイスは…!道路上に撒かれる融雪剤の塩化カルシウムはスリップしやすいのと、付着したまま放置するとサビが発生するので注意です!
塩カルの上を走ったら洗車しましょうね?? pic.twitter.com/m0ep4XuAXL
— ユウヤ@MCSアクト (@mcs_act_yuy) January 21, 2018
塩化カルシウムはイオン化合物で、塩化物イオンが含まれています。
ご存じの通り塩水は金属を腐食させ、錆びを発生させます。
海沿いの地域で錆びやすいというのを聞いたことがあると思いますがそれと似たような感じです。
水だけでも金属は錆びていきますが塩分が含まれていると電気が流れる性質などにより錆ができるのが早まるんですね。
そのため塩カルが含まれた水分が付いたのを放置してしまうと車に錆ができてしまうのです。
どうしても塩カルが撒かれた道路を走ると車の底に水が飛び散ったりしますからね。
またボディに細かなすり傷があったりすると塩カル水が中にしみ込んでダメージが広がることもあります。
塩化カルシウムが撒かれた道を通ったあとは洗車するかせめて水で流しましょう。
車の底(下回り)は流しにくいので、高圧洗浄機があったりするとより便利ですね。
今回のまとめ
- 冬場の道路の白い粒の袋(塩化カルシウム)は道路管理者が置いたり撒いたりしている
- 凍結していたり雪が降って危ない時は誰でも撒いていい
- 手に付くと炎症を起こすので注意!また周りの交通状況も確認して安全に気を付けること
- 塩化カルシウムの撒かれた道路を通った後は車が錆びやすいので早めに洗車がおすすめ
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