ついに感染は新たな段階へと進んだと言われました。
日本国内でも新型肺炎コロナウイルスが流行するのはもうすぐかもしれません。
そこで現在の新型コロナウイルスに対するワクチンなどはどの段階まで開発されているのか気になるところですよね。
新薬やワクチンの開発状況や、薬ができるまでに私たちができる新型コロナウイルス対策を調べました。
もくじ
新型コロナウイルス自体に効く薬やワクチンは今のところない
今や感染者数は4千人を超えていると言われている新型コロナウイルス。患者数は増える一方、これといった特効薬やワクチンは今はまだありません。
日本はもちろん、世界中のあちこちで、ワクチンや特効薬の開発が急がれています。
【2020年2月4日追記】
タイ政府がインフルエンザエイズと(HIV)の治療用の抗ウイルス剤を混ぜて治療に使ったところ、劇的な症状の改善が見られたと発表しました。
タイは意外にも医療は進んでいるそうで、世界で少しずつ新型コロナウイルスによる肺炎の究明が進んでいるように感じます。
まだ治験的な段階で、誰にでも効くのかとか本当に安全に使えるのか、薬の割合はどのくらいかなど検証が待たれるのかなと思います。
しかしこのニュースは不安が渦巻いている中とても明るいものだと思います。
新型肺炎の治療は対症療法
新型コロナウイルスは肺炎の症状が出るので通常の肺炎と同じ対処療法が取られます。新型肺炎用の薬はないので、出ている症状に対してそれを抑える処置ですね。
熱が出ているなら解熱剤、咳が出るなら咳止めが処方されます。
あとは患者さんの免疫でウイルスと戦ってもらうしかないのが現状。
だから高齢者や持病のある方がなくなりやすいのです。
新型コロナウイルスの薬はいつ頃できる?
【タイ保健省発表】新型コロナ患者、インフル・エイズ薬混合で劇的回復https://t.co/73cWgaQIqW
医師らがこの中国人女性患者にこれらの混合した薬を投与したところ、48時間後の検査で陰性となったと発表。患者は消耗した状態から、12時間後にはベッドで起き上がれるようになったという。 pic.twitter.com/4xVHsihwKw
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 2, 2020
すでに世界中で、新型コロナウイルスに対するワクチンや特効薬の開発が急がれています。
中国では抗HIV薬を試験的に使用
中国では抗HIV薬「アルビア(カトレア)」を患者に投与してみたところ、大きな成果があったそうです。
抗HIV薬はSARSの時にも致死率を低くさせる効果があったそうです。
その時の経験が生きたのですね。
タイでも、中国人女性にインフルエンザの薬と抗HIV薬を投与したところ、改善に向かったそうです。
10日にわたって症状が悪化し続けていた中国人女性(71)に投与した。熱が下がり、食欲が回復。48時間以内にコロナウイルスが消えた。
引用:時事通信
新型肺炎の重症化を食い止める希望となりそうですね!
アメリカのギリアド社はエボラ出血熱の治験薬を転用できるか研究中
アメリカのギリアド社は、開発したエボラ出血熱の薬(レムデシビル)が使用できないか研究を進めているそうです。
コロナウイルスの陽性反応が出た男性(35歳)に、レムデシビル投与してみたところ、肺炎が完治したそうです。
コロナウィルス関連で米国より朗報!
コロナウィルス(2019-nCoV)陽性の35才男性、増悪する肺炎(レントゲンで浸潤影、聴診でラ音、SpO2 90%)に対して抗HIV薬のレムデシビルを投与したところ一晩で著効し、ほぼすべての症状と所見が消失。詳細続きます→https://t.co/yV3Icth2ic
— ぴーす@医師&米国株運用 (@ame_kyu) February 2, 2020
(論文を翻訳してくれたのは医師のぴーすさん。)
これを中国に報告したところ、異例の早さで臨床申請が受理されたようです。
【新型肺炎関連:吉報続く】中国メディアが続々レムデシビルの臨床申請を速報!
▽本日2/2 新浪财经https://t.co/dTR6GJ6Kkc
▽本日2/2 搜狐/新京报 ※臨床申請は受理されたそうですhttps://t.co/P3dktpyUlS pic.twitter.com/5sEjqFD5zR— ランチ会長 (@wl0411) February 2, 2020
ただ、レムデシビルは日本ではまだ承認されていません。
またアメリカ国立アレルギー・感染症研究所も新型コロナウイルスのワクチン開発に乗り出しました。
およそ3カ月ほどで治験の第1段階に入れる見込みなんだとか。
ということは、早くても2020年夏ごろにはワクチンができるのでしょうか?
日本国内でも患者から新型コロナウイルスの分離に成功
日本でも新型コロナウイルスに感染した人からウイルスを分離することに成功したと発表されています。
ウイルスが分離できて何がいいのかと言うと、人に感染するメカニズムの解明や特効薬、ワクチンなどの開発に一歩前進したと言えるからです。
ただ薬の開発となると日本は治験や承認が厳しいのでまだ時間がかかりそうです。
日本の国立感染症研究所も頑張ってるよ!
『細胞を使ってウイルスを増殖させ分離した結果
新型コロナウイルスと99.9%遺伝子配列が一緒であると確認』
↓
《国内で初、ウイルス分離に成功》
↓
病原性の解析でウイルス検査法や
抗ウイルス薬やワクチン等の治療薬の開発など期待できる明るいニュース pic.twitter.com/gTdTF9gYDc
— Chieko Nagayama (@RibbonChieko) January 31, 2020
オーストラリアでは新型コロナウイルスの培養成功!診断や検査の役に立つと期待
オーストラリアにあるピーター・ドハーティー感染・免疫研究所は、中国で感染者が多発している新型コロナウイルスの培養に成功したと発表しました。
これにより新型肺炎の正確な診断が可能になるなど、新型コロナウイルスの治療に関する突破口となりそうです。
また、培養した新型コロナウイルスは世界中の研究所と共有するそうです。
新型コロナウイルス対策には正しい手洗い・アルコール消毒が効果的
新型コロナウイルスを予防するにはどのような対策が有効なのかまとめました。
基本的には、風邪やインフルエンザと同じような予防法が推奨されています。
- 人ごみを避ける
- 手洗いを怠らない
- マスクを着ける
また新型コロナウイルスは熱に弱い性質があるので、食べ物は生より過熱したものの方が良いと言われています。
マスクも漂っているウイルスを吸い込まないというよりは、自分があちこち触って手に付いたウイルスを顔を触って取り込まないようにするという意味の方が大きいです。
そのため1に手洗いが推奨されているのです。
正しい手の洗い方はこちら。
ちゃんとやると時間がかかるので、普段いかにちゃんと手洗いをしていなかったかもよく分かりますよ!
【#感染症 などに注意】風邪やインフルエンザが多くなる時期となりました。最
近では新型コロナウィルスによる感染症にも注意が必要です。皆さんやご家族の健康を守るためにも、#手洗い を必ず行って感染を予防しましょう。二度洗いを行うと効果的です!アルコールを含んだ手指消毒薬もご活用ください pic.twitter.com/1SNcF34BVd— 長野県防災 (@BosaiNaganoPref) January 29, 2020
参考にどうぞ。
新型コロナウイルスはノロとは違い、アルコール消毒が効くウイルスです。
新型コロナウイルスも脂質でできた二重の膜(エンベロープ)の構造を持っています。
その膜を剥ぎ取ることで、ウイルスを無力化することができるんですね。
アルコール消毒はこの二重の膜を壊すのにとても有効です。
新型肺炎を起こすコロナウイルスですが、エンベロープと呼ばれる構造を持ったウイルスとなります。
この構造を持ったウイルスには70度以上の消毒用アルコール、或いは濃度0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウムが非常に有効となります。
日々の手洗いうがいと併せて予防する手段となります!
参考までに。 pic.twitter.com/4r1KOo74za— 有希化学㈱ (@Yuki_Chemical) January 28, 2020
75%のアルコール消毒液はドラッグストアにあるので手軽に手に入れられますよ!
外出の際はマスクをし帰宅したら手洗いを徹底すること、アルコール消毒が効果的な対策です。
まとめ
新型コロナウイルスに効く薬が見つかってきているようで少し安心しました。
ワクチンや特効薬の実用化は早くても夏ごろになりそうですね。
それまでには新型肺炎は沈静化しているのでしょうか、それとも…。
一刻も早くワクチンや特効薬の開発が待ち望まれています。
ですが自分でできる範囲で予防をすることも大切ですね。
みなさん、体調管理は十分気を付けてください。
【新型コロナウイルス・新型肺炎の他の記事はこちら↓↓】

コメント