バスケットボール選手の八村塁さんがNBAにドラフト1巡目で指名される快挙ですね!
日本ではドラフトといえばプロ野球で、話題になるものの期待値みたいな感じですよね。
でもNBAでのドラフト1巡目というのは、日本のプロ野球ドラフトとはまったくスケールが違うんです。
今回はNBAドラフト1巡目で指名されることのすごさを解説していきます。
また1巡目と2巡目ではエグイ対応の差も!?
そちらに関してもまとめていきますね。
もくじ
八村塁NBAドラフト1巡目のすごさを分かりやすく解説!
こんなの永久保存だわ。#八村塁#NBADraft pic.twitter.com/K6F19xRWRa
— りょーへー (@hinatasikakatan) 2019年6月21日
日本ではバスケットボール人気はサッカーや野球と比べると低いイメージがありますよね。
昔アニメの「スラムダンク」が流行った時は一気にバスケ部に入る子どもが増えましたが、部活以降も続けるスポーツではなかったです。
しかし世界的に見るとバスケットボールの競技人口はサッカーよりも多い1位なんです!
- バスケットボール:4億5000万人
- サッカー:2億5000万人
- 野球:3500万人(日本だけだと750万人)
※2016年度調査による
その中からトップリーグであるNBA30チームのメンバーに選ばれるということは、どれだけ狭き門か分かりますよね。
しかも日本人でNBAのプレイヤーになったのはこれまでに2人しかいません。
【過去の日本国籍NBAプレイヤー】
- 桜木ジェイアール:アメリカ生まれだが2007年に日本国籍を取得して日本人登録
- 田臥勇太:2004年にフェニックス・サンズと契約
これも十分スゴイことなのですが、この2人もNBAに居たのは1年ほど。
有名な田臥選手ですら試合に出たのは4試合、たった17分なのです。
それほど厳しい世界なんですね。
そんな中で八村塁選手は日本人初のドラフト1巡目指名を勝ち取ったということが、いかに実力を評価されてのことなのかということも分かります。
しかもドラフト1巡目ということは30チームが1人ずつ指名しますので、30人の中に八村塁選手は入ったことになります。
控え室のグリーンルームは指名が有力な10人程度しか入れない
八村塁選手はドラフトで自分の名前が呼ばれるのを待っていましたが、その控え室が「グリーンルーム」と呼ばれる部屋。
このグリーンルームというのも誰でも入れる部屋ではないんですね。
グリーンルームに入る許可が下りるのは、ドラフト上位指名が有力な10~15人だけ。
八村塁選手は日本人選手ながら、世界レベルのルーキートップ15に入っているとも言えるわけです。
NBAドラフト1巡目と2巡目ではエグイ対応の差がある
NBA1巡目指名、世界に認められた証し 初快挙の八村https://t.co/50M6VecWtq
NBAドラフトで全30チームが指名できる新人は2巡目60位まで。対象となる選手は米国内に限りません。世界各国のエリートの中から1巡目指名を受けたという事実が、彼の実力を物語っています。 #八村塁 #NBA #バスケ pic.twitter.com/iU3abBo9p3
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) 2019年6月21日
NBAのドラフトはアメリカの労働基準法で「ルーキー・サラリースケール」が設定されています。
これによってドラフト1巡目の指標になる年俸額が決まっていて、1巡目1位の選手が1番高くだんだん下がっていきます。
2019年のドラフト指名選手の年俸がこちらです。
- 1位指名:812万700ドル(約8億6900万円)
- 9位指名(八村塁選手):371万9500ドル(約4億円)
ドラフト1巡目指名を受けた選手は4年目までの契約が保証されます。
(2年まで完全保証)
年俸も同等以上の額になるそうで、しかも移動もファーストクラスが約束されているという超VIP待遇なんです!
それとは対照的に2巡目の選手は、交渉権があるというだけで契約が保証されているわけじゃないとか!
しかも契約できたとしても2巡目の選手は契約も2年間、年俸も最低保証の6400万円が普通だそうです。
ドラフト1巡目のすごさがここからも分かりますね。
八村塁選手のこれまでの経歴
?? #八村塁 選手が #NBAドラフト で着ていたスーツのジャケットの裏地は、右側が母と自らの母国である日本????、左側が父の母国ベナン????をイメージしたものだそう。2つの国の血をひく自らの出自を大切にする八村選手の思いが、この晴れ姿に表れています?? #NBADraft #NBA #NBAjp #RuiHachimura pic.twitter.com/VgdHNSjguM
— NBA Japan (@NBAJPN) 2019年6月21日
- 本名:八村塁
- 生年月日:1998年2月8日(21歳)
- 出身地:富山県
- NBAドラフト:全体9位
八村塁選手はお父さんがベナン人、お母さんが日本人です。
中学までは野球少年で野球部だったものの、友だちにバスケ部を進められ転部したそうです。
中学からバスケットボールを始めたにも関わらず「NBAに行けるぞ」と言われるほどの逸材で、高校までは日本の学校へ行き大学はアメリカのゴンザガ大学に進学しました。
2015年にはバスケ日本代表に高校生ながら選ばれています。
2019年、NBAドラフト1巡目、全体9位で指名されワシントン・ウィザーズとの契約が決まりました。
今回のまとめ
- バスケは日本ではあまり人気がないが、競技人口は世界一のスポーツ
- その最高峰のNBA30チームに1巡目で指名されることはルーキーのトップ30と言える
- 1巡目は4年契約、年俸億単位と超VIP待遇
- 2巡目は必ず契約できるわけでなく、契約しても最低年俸6400万円~となる
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