おうちで美味しい料理を作って堪能!
とっても楽しいステキな時間なのですが、おうちでということは残るは後片付けが・・・。
やらなきゃいけないと分かっているけれど厄介なのが油汚れのお皿や鍋ですね。
普段家事をしなれている方ならいざ知らず、まだあまり家事に慣れていない方にとっては困ることでしょう。
私も実は料理を作るのは好きだけど食器洗いはあまり好きじゃない家事のひとつ(笑)
そこで今回はやっかいな食器の油汚れの落とし方をまとめました。
いつも使っている道具での油汚れの落とし方をポイントごとにお話していきますね。
さらにあると便利な道具もご紹介します。
この記事を読めばあなたのおうちの食器洗いもラク~になりますよ!
もくじ
まずは油汚れの特徴を知ろう
油汚れの落とし方を知るには油汚れの特徴を知ると分かりやすいです。
・冷えると固まる
・水に溶けない
・油汚れは酸性
この3つが油汚れの特徴なんです。
ということはこれらの反対になるようなこと、それが油汚れの落とし方になりますね。
・温めてゆるませる
・水に溶けるようにする
・酸性と反対のアルカリ性のものを使う
カンタンに言ってるけど具体的にどうするの~?ということで、1つずつ落とし方のポイントを見ていきましょう。
油汚れは温めると落ちやすい!
油汚れは冷えると固まる性質があるので、温かいうちに洗えるものは洗ってしまったほうが落ちやすいと言えます。
しかし食器などのお皿の場合は温かいうちに洗うというのは無理というもの。
そこで油汚れの強い食器を洗う場合はお湯を使うことをオススメします。
そこまで熱いお湯を使う必要はなくぬるま湯程度でOKです。
湯沸かし器の最低温度でいけます。
節約しているとガス代も気になるので、そういう場合は洗い桶などにぬるま湯をためて他のものを洗っている間漬けておくだけでも違いますよ!
水でないというだけでお皿などの陶器類であればそこまで苦労することなく油汚れは落ちるはずです。
※注意※
テフロンなどのコーティングされているフライパンや鍋はアツアツのまま水をかけないでね!
コーティングが剥がれやすくなり寿命を縮める原因になります。
食器じゃないんですがお伝えしときますね(^^)
続いては油汚れを水に溶けやすくする方法についてお話していきますよ!
油汚れを水に溶かすには洗剤をしっかり働かせる
油汚れはご存知のとおり水には溶けません。
でも洗剤で油汚れが落ちますよね。
それは洗剤に含まれる界面活性剤が油を包み込み細かくする(=乳化)ことで水に溶けて流せるようにするからです。
このように理屈では洗剤で油汚れは落ちるはずなんですが、それでもやっぱり強い油汚れは落ちにくいですよね。
それってもしかすると洗剤をうまく働かせることができていないからかもしれません。
洗剤は泡立てたほうが油汚れを包み込んでくれる
あなたは食器洗いをする時に洗剤をよく泡立てて使っていますか?
さっき洗剤で油汚れを乳化させて落とすというお話をしましたがそれが泡立てる理由です。
泡立てることで洗剤の表面積を増やし汚れに接する面積を増やすんですね。
そうすることで界面活性剤がしっかり油汚れを包み込み乳化させることができるんです。
よくCMでも油汚れに泡を乗せて流すとピカピカ!ってやってますよね!
泡でしっかり汚れが落ちるということが分かると思います。
だからあまり泡立てないで洗っているとしたらちょっと損かも。
思い出してほしいのですが、そういう時って泡立たないからって何回も洗剤をつぎ足していませんか?
そう、泡立てないで洗うのは、
・汚れが落ちにくい
・だから洗剤もたくさん使う
・洗剤を流すのに水もたくさん使う
と損ばかりで良いことないんです。
ということで続いてはなぜ洗剤がうまく泡立たないのかについてお話します。
スポンジは目の粗いものを選ぼう
私自身も食器洗いは洗剤ばかりに目を向けていて盲点だったのですが、実は使っているスポンジも大事なポイントなんです。
私は少し前までスポンジはいつも100均で買っていて、気分であれこれ変えていました。
そんなある時ふと気づいたんですがスポンジにも良し悪しがあるなって思ったんです。
すぐヘナヘナになって泡立ちも悪いものがある一方で、ヘナヘナにならず泡立ちの良いものもあります。
それが今回の「洗剤は泡立てたほうが良い」というところにピタッとハマったんです。
実はヘナヘナのスポンジよりもコシが強くて泡立ちの良いスポンジの方が汚れがよく落ちる気がしていたからです。
そう、「気がする」んじゃなくて実際そうだったんですね(^^)
あなたもおうちで使っている食器洗いのスポンジを確認してみてください。
ヘナヘナになりやすいものや泡立ちにくいスポンジだったら、そのせいで汚れが落ちにくかったのかもしれません。
オススメなのは目の粗いスポンジです。
【こんな感じのもの↓↓】
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目が粗いと空気がよく通るので泡立ちが良いんですね。
それにこのような目の粗いスポンジは硬めのものが多くへたりにくいので、洗いやすくスポンジ自体も長持ちすることが多いです。
上のダスキンスポンジは私も母から教えてもらったもの。
母は調理の仕事をしてるのでいつも使っているものだそうです。
これじゃなくてもいいのでスポンジを選ぶ時は目が粗いものと覚えておいてくださいね♪
では最後に酸性の油汚れを化学的に落とすアルカリについてお話しますね(^^)
どうしても油の残るタッパーや鍋にはアルカリで対抗!
そうは言ってもやっぱりギトギトの油汚れが付いたフライパンやタッパーには苦戦します。
特にタッパーなどのプラスチック容器は油汚れが落ちにくい食器のひとつ。
何回洗ってもすみっこがヌルヌルのままという経験、私にもあります。
そういうお湯で洗っても洗剤をしっかり泡立てても手ごわい食器には秘密兵器があるんです!
それが油汚れの特徴である酸性の反対、アルカリで洗うこと。
アルカリ性の洗浄剤を使うと油汚れはかなりカンタンに落とすことができます。
究極の油汚れの落とし方はアルカリを使うことと言っても過言ではないですね。
アルカリは脂肪酸と結びつくことでせっけんと同じような物質に変わってしまうんです。
だからカンタンに落ちるようになってくれるんですよ!
またアルカリ剤の特徴は油汚れに強いだけでなくタンパク質汚れにも効果を発揮します。
だからお肉やお魚など食べ物の汚れ落としにも効果的なんです。
食器に使えるアルカリ性のものの代表格と言えば重曹です。
重曹は口に入っても大丈夫なので安全性が気になる方にはおすすめ。
ただ難点は粉末であること。
クレンザー代わりに粉のまま使うこともできますが、洗剤として使うには水で薄めるほうが使いやすいですね。
ボトルを用意したり薄める手間がイヤな方は使いにくいかもしれません。
また注意点としてはアルカリ剤は手が荒れます。
タンパク質と結びつく性質があるからですね。
キッチンハイターが手に付くとヌルヌルするあれです。
アルカリ剤を使う時は手肌につかないようにしてくださいね!(付いたらすぐ水で洗う)
またアルカリ剤はアルミ製品には使えません。
以上3つのポイントについて理屈っぽく説明してきましたが(笑)
最後にまとめて終わりたいと思います。
今回のおさらい
食器の油汚れの落とし方3つのポイントをまとめるとこちらになります。
・お湯(ぬるま湯)で油をゆるめる
→油は冷えると固まるから
・洗剤はしっかり泡立てて洗う
→洗剤の成分が汚れにしっかりくっつくから
・どうしても手ごわい油汚れにはアルカリ剤
→油汚れは酸性だから反対のアルカリが有効
他にはスポンジの選び方もありますので、自分の洗い方や道具を見直してみてくださいね。
私も油汚れが落ちにくいのって洗剤のせいだと思ってたんです。
でも調べてみたようにしっかり泡立ててあらったら家で出るような食器の洗い物に苦労することは無くなりました!
私自身もビックリです(笑)
ぜひこれらの油汚れの落とし方を頭に入れて洗い物をしてみてください。
普段は洗い物はやらない方もご家族の代わりにやってあげたらきっと喜ばれますよ(^^)
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